JEAN-PAUL HÉVIN JAPON ジャン=ポール・エヴァン

ジャン=ポール・エヴァンの世界

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カカオ豆の産地

カカオ

カカオの木は赤道地帯の内側で、暑く湿気の多い地域に生息します。
それぞれの品種によって香りが異なります。

1. クリオロ種は現在カリブ海、エクアドル、スリナム、マダガスカルおよびベネズエラで栽培されています。クリオロ種の品質は良く、豊かな香りを持ちます。
また、苦味が少なく、口の中にまろやかな味が残るのが特徴です。この品種のカカオは広くに栽培されておらず、世界での生産率は5%にも達しません。クリオロ種はカカオ豆が粘り気のある白い果肉(粘 液)に包まれていることから、
別名"陶磁器のようなカカオ"とも呼ばれています。

2. フォラステロ種はアマゾンが原産地で、西アフリカで栽培されています。最も多く生育されているカカオ種で、比較的苦味と酸味があり、繊細さよりも力強い味わいが特徴です。この生命力の強いカカオ種の生産高は世界で80%以上のシェアを占めています。

3. トリニタリオ種は、クリオロ種とフォラステロ種の交配種ですが、それは自然災害がもたらした偶然の産物です。トリニタリオ種は、元々クリオロ種と同じ産地で栽培されていましたが、中央アメリカやアフリカ、東南アジアの一部の国でも生育されるようになりました。長く口の中に残る力強いカカオの味が特徴で、世界での生産率は約10%~20%です。

注釈:カカオナショナル種は希少価値が高く、エクアドルの広大な森が原産地です。独特な花のような芳香を放ち、良質な「アリバ・カカオ」として知られています。生産率は0.5%にも満ちず、エクアドルの人々によって大切に育てられています。




ファイン・カカオ

カカオの種類は、世界の生産率の約95%を占める通常の品質のものと、「ファイン・カカオ」とに分けることができます。2002年12月17日発行のEC官報によると、2001年に国際協定により定められた「ファイン・カカオ」とは、味覚、色ともに優れ、特定の国で生産されていることが条件となっています。また、各国から輸出されているカカオの一部、もしくは全てが「ファイン・カカオ」であることも定められています。下記に主要輸出国の「ファイン・カカオ」が占める割合を記してあります:



コロンビア(100%)
グレナダ(100%)
ジャマイカ(100%)
ドミニカ共和国(100%)
セントルシア(100%)
サモア諸島(100%)
スリナム(100%)
トリニダード・トバゴ共和国(100%)

エクアドル(75%)
ベネズエラ(75%)

マダガスカル(50%)
サントメプリンシペ(35%)

コスタリカ(25%)
パナマ(25%)
パプアニューギニア(25%)
スリランカ(25%)
ジャワ島(1%)

この数値は、「ファイン・カカオ」の世界生産量が128,000トンであること、つまり世界市場で「ファイン・カカオ」の占める割合が約3.7%であることを意味しています。

参考文献:「International Cocoa Agreement,ICCO」(国際ココア機関)2004年出版